マクロビオティック給食ってどんなもの?
当園の給食は、子どもたちの心と身体をやさしく育む「マクロビオティック」の考え方を取り入れています。
「野菜中心=味気ない?」というイメージをよくいただきますが、実際は子どもが驚くほどパクパク食べる人気メニューばかり。
自然の甘みや香ばしさを生かしたシンプルで奥深い味わいが、子どもたちの「おいしい!」を引き出します。

「マクロビオティック」とは
マクロビオティックは、「宇宙の法則に沿って、心も身体も自由で平和に生きる」という生き方に根ざした食の知恵。一般には健康的な食事法のひとつとして知られています。
① 陰陽の調和を大切に
「陰性」「陽性」のバランスを考えた食材選び、調理方法をとることで、身体を陰陽のバランスが取れた「中庸」に保つことで健康を目指します。
また、陰陽の調和をとることは、お料理の“おいしさ”にもつながります。
陰性の度合いが強い「お砂糖」、陽性の度合いが強い「動物性食品」はなるべく控えることが身体を中庸に保つためによいとされています。
② 身土不二(しんどふじ)
「身」=「身体」と「土」=「環境」は別々なものではない、という意味で、
具体的には、「住んでいる気候風土でとれる作物を自然な環境でとれる旬の季節にいただきましょう」という考え方です
——それがいちばん自然で心地よい食べ方なんです。
③ 一物全体(いちぶつぜんたい)
食べ物はそれ全体で調和が取れているので、精白したり、皮をむいたりをせずその食物全体を食べることが身体にとっても自然で心地よいという考え方です。

当園の給食のこだわり
① 穀物・野菜中心のメニューづくり
お米を主食に、旬の野菜や果物、海藻をたっぷり。小麦や大豆などの植物性たんぱく質も取り入れ、栄養バランスに配慮しています。
動物性食品を使わずとも、野菜と穀物のうまみで満足感ある味わいに。
「野菜中心で物足りないのでは?」という不安にお応えします。実際には子どもに大人気のメニューばかりで、完食・おかわりが日常です。
② 調味料へのこだわり
毎日使うものだからこそ「安心で本物の味」を。
昔ながらの製法の味噌・醤油・みりん・塩を選び、化学調味料や白砂糖は使いません。素材の味を引き出す“やさしい味付け”が基本です。
③ 子どもが笑顔になるメニュー
「家では野菜を食べないのに、園では食べている!」という声がたくさん。
味覚が育つ時期に本物の味と出会うことで、子どもたちは自然と「食べる力」を伸ばしていきます。

献立監修:マクロビオティック料理家・佳奈美さん
東京都町田市で料理教室「ピュアレモン」を主宰。延べ500名以上に料理を指導してきた経験を活かし、当園の給食献立を監修します。
- 1989年 東京生まれ・神奈川育ち(胎児期からマクロビオティックの完全菜食)
- お茶の水女子大学卒/老舗「一慧のクッキング」で本格的に学ぶ
- 大手通信会社勤務を経て、2児の母に
- 2021年〜 料理教室「ピュアレモン」主宰(親子レッスン多数)
「ベジ料理=味気ない」ではありません。
カラフルで香り高く、食べるほど心も体も元気になります。
子どもたちが素材の味を感じ取り、自然と野菜を好きになっていく。その体験を園の給食で届けたいです。」— 佳奈美

一緒に「子どものおいしい」をつくりませんか?
当園では、マクロビオティックの考えに共感し、子どもたちの笑顔のために手を動かせる調理スタッフを募集します。
旬の食材でシンプルにおいしく。子どもの「食べる力」を育てるやりがいあるお仕事です。
調理スタッフ募集要項
- 勤務地:東京都あきる野市(JR五日市線・秋川駅から徒歩圏)
- 勤務開始:2026年4月より(オープニングスタッフ)
- 勤務形態:平日勤務できる方(週5日・時間帯応相談)
- 応募条件:当園の理念・マクロビオティックの考え方に共感し、子どもたちの食育に関わりたい方
- 歓迎条件:2025年度中に開催されるマクロビレッスン(全2回)にご参加いただける方
開園準備期間中(2025年度)は、マクロビオティックレッスンを通じて理念や調理方針を学びながら、オープニングを一緒に迎えられる方を歓迎します。
子どもたちの「おいしい!」を一緒に育ててくださる方のご応募をお待ちしています。
マクロビレッスン日程(2025年度)
当園の給食づくりに関わる方には、開園前にマクロビオティックの考え方や調理の基本を学んでいただくため、以下の日程でレッスンを行います。
- 第1回:2025年12月13日(土)16:00〜18:00
- 第2回:2025年12月28日〜30日のうち、いずれか1日(2時間程度)
どちらもオンラインで実施予定です。
実際に園の献立にも活かされる学びを、楽しく体験していただけます。